映画 ハンナアーレント

逗子には
 シネマアミーゴ

https://cinema-amigo.com

という10席程度のミニシアター
というよりトランジスタシアター
というべき小さな映画館があります。

藤沢の鵠沼海岸駅近くには
 シネコヤ

https://cinekoya.com

という写真館を改築した映画館があります。

両方に共通しているのは
 上映作品にポリシーが感じられることと
 評判の良い作品が繰り返し上映されること

樹木希林さんがナレーションをつとめた
 人生フルーツ

https://life-is-fruity.com

というドキュメンタリーは
シネマアミーゴで何度も上映してくれたおかげで
東京で見逃したリカバリーができました。

鎌倉の小町通りのはずれには
 鎌倉川喜多映画記念館

https://kamakura-kawakita.org

の中にスクリーンがあり
定期的に昔の作品を上映しています。

川喜多かしこさんが
岩波ホールの支配人だった方と
親交があったこともあり
岩波ホールでかかった作品が上映されることが多いように思います。

ハンナアーレント

https://www.cetera.co.jp/h_arendt/introduction.html

週末の朝
鎌倉川喜多映画記念館の上映スケジュールを見ていると
ハンナアーレントが上映されていることと
翌日7月28日が最終日であることを知り
朝10時の回を鑑賞しました。

公開当時に岩波ホールで見たことがあったのですが
ガザ地区でのイスラエルとハマスの戦争が起きている今だからこそ
もう一度見ておこうと思ったのです。

日本で公開されたのは2013年です
スマホが今ほど普及していなかった時期だったので
その当時は思い至らなかったのですが

ハンナアーレントの批評に対する
世間の反応の極端さは
現在のネットでの誹謗中傷を彷彿させるものでした。

時代やツールが変わっても
人間の根っこの部分は変わらないのだ
と思いました。

あのとき
ハンナアーレントを批判した人たちは
今のイスラエルに対して
何を言うのでしょうか。

以上

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