映画 春画先生

映画を見て
セリフからだけでなく
構図、衣装の色などから
監督や脚本家の意図が読みとれる人を見ると
とても羨ましく思っていました。

だから
塩田明彦さんが
映画監督の視点から
「映画術 その演出はなぜ心をつかむのか」
という解説書は
私のような者には
とても助かる存在です。

その塩田監督の新作が
公開されました。

春画

イギリスの大英博物館で
日本の春画の特別展が開催されるなど
海外では芸術作品として扱われているのに

日本では美術館での扱われず
2015年の春画展は細川家由来の
永世文庫で開催されました。

TBSラジオの金曜たまむすびのパーソナリティー
小林悠アナウンサー(当時)が番組内のコラムで
感想を熱っぽく語っていたこともあり
私も見に行きました。

順番待ちの大盛況で私が行ったときは
半分以上女性だったことに
驚いた記憶があります。

パンフレットによると
監督も永世文庫での展示を見たのが
この映画のスタートだったようです。

内容は

予告編は
若い女性が春画の世界にハマり・・・
という前半しか描いていなかったので
後半部分は予想外で
変態チックな展開でした。

パンフレットの中で
出演者の安達祐実さんが

塩田明彦監督の世界を、
たっぷり楽しんでいただけたら

と仰っていたとおり
塩田ワールド
という表現がピッタリだと思います。

後半は多少癖がある内容ではありますが
終始ほのぼのした空気感をではありますが
終始ほのぼのした空気感をまとう映画だったので
鑑賞後感は悪くありませんでした。

以上

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