相続税導入のきっかけは
日露戦争
2022年8月1日の日経新聞夕刊の記事の見出しです。
記事によると
日露戦争の戦費調達のため
開戦から10か月後
1904年11月30日に国会に法案提出され
翌年1905年4月から施行された
内容面でも審議の余地があったが
戦争による「時局」が最優先された
とあります。
もっとも
現行の相続税法は
昭和25(1950)年4月1日施行
となっています。
この点については
記事によると
戦後の相続税は
GHQによる財閥解体の意向などから
富の再分配機能が重視されるようになった
とあります。
戦前の家督制度と
現行の民法の相続法制は異なりますから
実際問題として
戦前の相続税法を
改正することは困難だったのかもしれません。
税金の世界史
上記記事に興味を持った方は
以下の本を読んでみると面白いです。
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309228303/
税に携わる方には一読をお勧めします。
以上