映画 さよならほやマン
横浜のムービルに
宣伝ポスターが貼ってありました。
映画のタイトルや
坊主頭の男性二人のポスタービジュアルからして
おバカ映画と思い込み
鑑賞する予定はありませんでした。
しかし
伊集院光さんが褒めていることに加え
山﨑努さんがこの映画は傑作というコメントを出していることを知り
急遽見ることにしました。
見逃さなくて良かった
結果は…
劇場で見ておいて良かったです。
主役は
宮城県にある島で生まれ育った男兄弟と
ある事情で島に流れ着いた女性漫画家の3人。
この3人をポスターにすべきだったのに
ポスターから端折ったせいで
バディものに見えてしまい
敬遠する人がでてしまいかねません。
ポスターのイメージからすると
アホ(いい意味で)映画に見えてしまいますが
震災で受けたトラウマの克服を
真正面から描いた作品です。
映画のタイトル
映画を見る前は
ふざけたタイトルだな
と思っていましたが
見終わった後は
これしかない
と思うようになりました。
お兄さんのアキラの
女性漫画家の
いろんな登場人物の
克服と覚悟が描かれており
ホヤマンはトラウマの象徴だからです。
ギルバートグレイプ
両親不在の中
田舎の島で
知的障害者の弟の面倒を見る
という設定だったので
アメリカの田舎で
父親不在の中で
知的障害者の弟と肥満の母の面倒を見る
という設定だった
ギルバートグレイプを思い出しながら
鑑賞していたら
パンフレットで
ギルバートグレイプに言及していた解説がありました。
驚くべきは
知的障害者の弟を演じた俳優さんは
これば映画初出演ということ。
とても自然な演技だったので
これから色々な作品で目にすることになりそうです。
以上