文字起しソフトの進化は凄い


パワハラやモラハラの証拠として
音声データは極めて有用な証拠です。

しかし
音声データの録音内容を確認するためには
録音時間と同じ時間が聞かなければならない
のが難点です。

早送り(私はテープ世代なので早回しではピンときません)
したとしても、聞き取れない箇所は
何度も聞き返されなけばならないですし

何より
裁判所に決定的な発言を聞いてもらうためには
 ・発言内容
 ・その発言があった時刻(経過時間)
を明示した書面を
証拠として提出する必要があります。

自分で文字起しする場合
実際の録音時間の何倍もかかってしまうので
省力化するのに活躍するのが
音声認識ソフトです。

最近、長時間の音声データを証拠化する
機会があったので
音声認識ソフトをいつくか
試してみました。

2000年代後半、会計監査で行っていたのが
音声認識ソフトを作っている会社だったので
その時のイメージで止まっていのですが
日本語認識能力の飛躍的な向上に驚きました。

誤字などはありますが
それは文字起しされた箇所の音声を聴けば
修正できますし

何より文字起し部分にタイムスタンプが併記されるので
該当箇所を探す手間は少ないです。


私が購入したソフトは
文章にタイムスタンプとともに
再生ボタンがあり
該当する文章の再生ボタンをクリックすると
その音声の再生が始まるので
該当箇所を探す必要もありません。

専門用語を用いない日常会話であれば
これで十分なので

インタビューの書き起こしは
手直し程度で済むと思いますし

この精度で聞き取れるのであれば
警察や検察の供述調書は
・録画データ
・その音声を音声認識ソフトで文字起し作成した書類
のワンセットに代替してしまえば
良いなどと思いました。

以上

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